仕立て/仕立て直し、洗い張り、部分直し

部分直し/仕立て直し 
お見積り実例
着物を仕立て直したお客様の声
3件の感想を見る
- 神奈川県 匿名希望
 『コートはまるで魔法にかかったかのように生き返り、新品のようです』
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- 東京都 匿名希望
 『「一を聞いて十を知る」スマートな対応で、とても安心できる印象を受けました』
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- 神奈川県 岡本様
 「袖もちょうどよく詰められて、色もより鮮やかになって届き感動しました」
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仕立て/仕立て直し
きもの辻の「仕立て」へのこだわり
着物の着やすさ、着崩れしにくさは着付けだけで決まるものではありません。
元々は全く同じ反物でも、仕立てを行う職人によって着姿の美しさは驚くほど変わります。きちんと採寸され、熟練の職人によって仕立てられた着物は着やすく、長時間着ていても着崩れしにくいのです。
当店で着物を仕立てたお客様からは「見た目は他の着物と同じなのに、なぜか着心地が良い」とのお声をいただいております。

正しい採寸
着やすい着物を仕立てるためには、まずは正しく採寸をすることが重要です。きもの辻では、ご自宅に訪問して採寸をすることも(※)、店頭で採寸することもできます。
他にも、今お手持ちのサイズの合う襦袢や着物の寸法をもとにお仕立てすることも可能です。
※訪問エリアについては、こちらをご覧ください。
反物からの仕立ても、サイズの合わない着物などの仕立て直しもお受けいたします。
反物からの仕立て
反物が手元にある方向けです。ピッタリのサイズにお仕立ていたします。裏地(胴裏・八掛など)や襦袢を当店でご用意することも可能です。
着物の仕立て直し
着物を譲りたい方や、譲られた方。昔仕立てた着物のサイズを今の自分用に直したい方向けです。
お母さまの振袖をお嬢様に、大人の着物を子供用に、といったご注文もお受けしております。
裏地等のご用意があります。
仕立ての際に裏地を取り替えたい。表地の反物しかないのどけど、裏地は何が必要か、どこで買っていいか分からないという時でもご相談ください。
何が必要かよく分からなくても大丈夫です。スタッフが必要な裏地についてご説明いたします。
着物だけがあって帯が無い、という方には帯合わせのサービスもございますのでご相談ください。
TPOに合わせたコーディネートのご相談もお受けしております。
きもの辻こだわりの職人について
当店には、専属の仕立て職人がいます。
茨城県・兵庫県・東京都・群馬県・神奈川県の職人で、30年以上のキャリアを持つ職人もいます。
特に茨城は昔から仕立ての仕事が盛んな地域で(養蚕農家が多かったから)多くの仕立て職人がいました。ところが、時代の流れと共に着物の仕立てがシステム化され、ハイテクミシンやベトナムでの海外縫製(安価)が多くなってしまい、茨城の仕立て職人は仕事の激減によって廃業する方が続出しました。
そんな時代の中でも仕立ての依頼が絶え間なくきていた優秀な職人がいたのですが、それが現在の弊社専属の職人です。
仕立てる職人によって、特に違いが出るのは次のような部分です。

- 糸目が程よい力加減 
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  着物には、きつすぎず、ゆるすぎない程よい糸目の力加減があります。 
 糸目の力加減によって着物の着心地がかわってくるのです。糸目の力加減を調節する技術は経験によって身につくものです。
 30年以上仕立ての経験を積んできた当店専属の職人が仕立てた着物は、見た目は普通の着物のと同じように見えても着心地が良いのです。
- 着用時見えない部分も丁寧な仕事(縫いこんである部分も工夫されている) 
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  内側に縫いこまれている生地をどう処理するかで大きく違いがでるものです。外から見えないからといって適当な処理をすると着用時にごろついたりします。 
 見えない部分も丁寧に処理することで着心地に断然差が出るのです。
 たとえば、写真の袖丸み部分。丁寧な処理をしているため、段差がなくきれいです。雑な職人が作業したものは、もっと丸みがボコボコしています。アイロンを当てた時など分かりやすいと思います。
- 裾のおくみの先の部分(褄先) 
- 
  裾のおくみの先の部分(褄先)は職人の技術が見て分かる部分です。 
 写真のようにきれいに仕上げるには経験も必要ですが、職人のこだわる気持ちが最も必要な部分です。
 褄先を面倒に思う職人ですと、ペタッとした仕上がりで見た目が貧弱になってしまいます。
ひとつの着物に一人の職人が手縫いで仕立てます
当店では、ひとつの着物は全て一人で仕上げています。1人で全て縫うことで、縫う細かさや強さが一定になり、仕上がりがきれいになります。
大きな仕立て屋さんだと海外に出すところや、袖の人は袖だけ縫うなど分業になることが多いようです。
しかし、手作業の場合、どうしても職人さんによってくせがあるので、分業にすると同じ着物でも場所によってくせが違う仕上がりになってしまいます。
また、海外に出すとハイテクミシンという着物を縫うミシンを使う箇所と手縫いでやるところがあるため、これも場所によって違いが出てしまいます。
仕立て/仕立て直しの流れ

1. 採寸
まずは、採寸を行います。採寸の流れは着物をお預かりする方法によって2種類あります。
■ 集荷、もしくはご来店で、着物をお預かりする場合
その場で当店のスタッフが採寸を行います。
同時に、次の事を確認させていただきます。
- 長さが足りるか
- 幅が足りるか
- 足りない場合、『胴接ぎ』するか
- 裏地を新しくするか
- シミがあったときは染み抜きするか
■ 郵送で、着物をお預かりする場合
郵送の場合は、寸法を指定していただくか、寸法見本の着物か長襦袢をご一緒にお送りください。
2. 検品
着物の検品は着物をほどく前と後の2回行います。
正面からと着物を平行に置いた場合の2方向から次の3項目をチェックします。
- シミがないか
- 色焼けがないか
- スレがないか
※当店は、仕立てだけでなく、着物クリーニングや染み抜きに関しても専門知識と技術があります。
その技術を生かし、生地が傷む原因になる汚れや、今は目立たないけど放っておくと染みになる汚れなど、仕立てだけを行っていたらわからない汚れもチェックすることができます。
何か見つかった場合は直すかどうか、確認のためご連絡をいたします。
3. 洗い張り(仕立て直しのお客様のみ)
洗い張りは、着物を解いて反物の状態に戻し、水と洗剤を使いブラシでジャバジャバ洗います。水と洗剤を使用するため、水性汚れ+油性汚れどちらも落とすことができます。その後、ノリを入れて仕上げます。
▼ 着物をほどいて反物にする
4. 湯のし
テンタという機械で蒸気を当てながら生地幅を揃えます。
5. 仕立て(縫う)
キャリア30年の職人が仕立てます。
当店では、ひとつの着物は全て一人で仕上げています。1人で全て縫うことで、縫う細かさや強さが一定になり、仕上がりがきれいになります。
大きな仕立て屋さんだと海外に出すところや、袖の人は袖だけ縫うなど分業になることが多いようです。
しかし、手作業の場合、どうしても職人さんによってくせがあるので、分業にすると同じ着物でも場所によってくせが違う仕上がりになってしまいます。
また、海外に出すとハイテクミシンという着物を縫うミシンを使う箇所と手縫いでやるところがあるため、これも場所によって違いが出てしまいます。
6. 検品
仕立てあがったら、まずは職人が検品します。その後、別のスタッフが再度検品を行います。
■ 職人の検品項目
- 針が残っていないか
- 寸法通りか
- 裾が袋になっていないか
■ 別のスタッフの検品項目
- 寸法通りか
- 汚れが残っていないか
▼針が残っていないか検針器で検品
仕立ての料金 
※価格は全て消費税込みです。
| 小紋 | 39,600円 | 
|---|---|
| 紬 | 39,600円 | 
| 大島・結城等 | 46,200円 | 
| 色無地 | 44,000円 | 
| 紋付色無地 | 44,000円 | 
| 付け下げ | 46,200円 | 
| 訪問着 | 46,200円 | 
| 振袖 | 51,700円 | 
| 留袖 | 57,200円 | 
| 長襦袢 | 27,500円 | 
| 振袖長襦袢 | 29,700円 | 
| 羽織 | 41,800円 | 
| 道行コート | 44,000円 | 
| 長コート | 46,200 円 | 
| 道中着 | 44,000円 | 
| 雨コート | 46,200円 | 
| 二部式コート | 44,000円 | 
| リバーシブルコート | 55,000円 | 
| コート変り衿追加 | 7,700円増し | 
| 袋帯 | 18,700円 | 
| 九寸名古屋帯 | 18,700円 | 
| 八寸名古屋帯 | 18,700円 | 
| 脇縫いつき帯 | 24,200円 | 
| 作り帯 | 33,000円 | 
| 男物長着 | 39,600円 | 
| 男物羽織 | 41,800円 | 
| 男物大島長着 | 46,200円 | 
| 男物大島羽織 | 46,200円 | 
| 男物紋付 | 44,000円 | 
| 男物紋付羽織 | 44,000円 | 
| 男物長襦袢 | 29,700円 | 
| 袴 行灯 | 49,500円 | 
| 袴 馬乗り | 51,700円 | 
| 浴衣 | 27,500円 | 
|---|---|
| 紗訪問着 | 46,200円 | 
| 紗あわせ | 55,000円 | 
| 半衿付け | 2,200円 | 
| 居敷当つけ | 6,600円 | 
裏地・半衿・帯芯等
| 正絹半衿 | 6,600円 | 
|---|---|
| 絽正絹半衿 | 6,600円 | 
| 三河衿芯 | 660円 | 
| えもん抜き | 1,780円 | 
| 正絹衿裏 | 4,950円 | 
| 正絹居敷当 | 7,700円 | 
| 八掛 | 29,700円~ | 
| 比翼地 | 28,600円 | 
| 胴裏 | 19,800円 | 
| 振袖用胴裏 | 28,600円 | 
| 帯芯(袋帯用) | 6,600円 | 
| 帯芯(名古屋帯用) | 6,600円 | 
| 絹芯 | 16,500円 | 
| 帯裏地 | 27,500円 | 
| 羽裏・コート裏 | 26,400円 | 
| 羽裏・コート裏(柄付き) | 39,600円 | 
| 羽裏・コート裏(長) | 29,700円 | 
子供の着物
| 被布 | 41,800円 | 
|---|---|
| 7歳祝着 | 49,500円 | 
| 3歳祝着 | 46,200円 | 
| 5歳紋付羽織 | 41,800円 | 
| 5歳紋付着物 | 46,200円 | 
| 子供用襦袢 | 29,700円 | 
洗い張り
洗い張りとは

洗い張りは、着物を解いて反物の状態に戻し、水と洗剤を使いブラシでジャバジャバ洗います。
水と洗剤を使用するため、水性汚れ+油性汚れどちらも落とすことができます。その後、ノリを入れて仕上げます。
皆様のお手持ちの着物の中で、古くなった感じがしてもう着れないなと思っている着物でも、洗い張りをした途端着たくなる着物はいくつもあると思います。
「洗い張り」へのこだわり
最近、洗い張りをするお客様が少なくなりました。
確かに、全部解いてから洗い張りという作業をするわけですから、また再度仕立てもしなければならない。お金も時間もかかります。同じ着物を頻繁に着るような時代ではないので、それが当然の反応とも理解できます。
しかし、洗い張りをすることで得られるメリットはとても大きいのです。
<洗い張りのメリット1>着物のツヤや風合いが良くなる
一番の利点は、蘇生効果です。特に絹の着物は、洗い張りをすることによって生地の風合いや絹独特のツヤや光沢が格段に良くなります。
見た目でも、触ってみてもはっきりわかる変化です。
<洗い張りのメリット2>サイズを直せる
洗い張りは、着物の縫い目を全部解いてからする洗いです。そこで、再度着るためには着物の形に仕立て直します。
その際にご希望の寸法で仕立てることができるので、着物を譲るときなどには最適な洗いなのです。
▼洗い張りについて紹介したニュースレター
こんな着物には洗い張りを
お気に入りだけど古ぼけてかんじる着物
長年着てきた着物や丸洗いをくり返した着物の中に、「買った当初に比べると光沢も落ち、少し生地が堅いような風合いになった」と感じるものはありませんか?
絹の中の水分が抜けてしまったことが主な原因です。
年月と共に着物が劣化するのは自然なことで、たとえ、一度も着ないで大切に保管してあったとしても劣化してきます。
実はそんな着物こそが、洗い張りの効果を一番実感できる着物なのです。
洗い張りをした後はツヤや風合いがよみがえり、「また着たい」と思える着物になっています。
また、ここ数年「洗い張りをしたらカビくささが消えた」というお声もいただいております。
昔仕立てた着物を今の自分の寸法に直して仕立てられるのも、長く大切にしたい着物におすすめの理由のひとつです。
誰かに譲りたい着物
一度解いて仕立て直すので、譲る相手の寸法に合わせることができます。
洗い張りには古い着物のツヤをよみがえらせる効果もあるので、譲った相手にもお喜びいただけます。
仕立て直しされるお客様へ
当店では「仕立て直し」をご依頼いただいた場合、必ず洗い張りをしています。
そのため、洗い張り単品でご依頼される方は少ないのですが、なじみの仕立て屋さんがある場合など、もちろん洗い張り単品でご依頼いただくことが可能です。
洗い張りの流れ

- 1. 検品後、着物を解きます。(解き代は別途頂戴いたします。)
 
- 2. 端縫い(はぬい)をして表地・胴裏・八掛それぞれ反物状につなげます。
 
- 3. 水の中で洗剤を使いブラシで汚れを落とします。
 この時点で、変色以外のチリやホコリ汚れはすべて落ちます。
 古い生地に黒ずみが定着している場合や、変色してる場合には染み抜きが必要になります。
- 4. 石鹸分を完全に洗い流し、のり入れをしてその後自然乾燥させます。
- 5.乾かしたあと生地のシワを取り幅を整えるため湯のしをします。
- 6.最後に糸とじをして洗い張りは完了です。
 この後着物として着用するには仕立が必要になります。
- 
洗い張りの料金 
※価格は全て消費税込みです。
| 着物表地 | 13,200円 | 
|---|---|
| 胴裏 | 7,700円 | 
| 振袖胴裏 | 8,800円 | 
| 八掛 | 7,700円 | 
| 振袖表地 | 19,800円 | 
| 留袖表地 | 19,800円 | 
| 箔付表地 | 19,800円 | 
| 刺繍表地 | 19,800円 | 
| 絞り表地 | 19,800円 | 
| 比翼地 | 9,900円 | 
| 襦袢表地 | 11,000円 | 
| 襦袢裏地 | 8,800円 | 
| 振袖襦袢表地 | 12,100円 | 
| 振袖襦袢裏地 | 8,800円 | 
| 帯表地 | 12,100円 | 
| 帯裏地 | 9,900円 | 
| 解き代(袷) | 5,500円 | 
|---|---|
| 解き代(単衣) | 4,950円 | 
| 解き代(留袖) | 7,700円 | 
| 解き代(振袖) | 6,600円 | 
| 解き代(羽織) | 5,500円 | 
| 解き代(帯) | 4,400円 | 
| 解き代(浴衣) | 4,400円 | 
| 解き代(襦袢) | 4,400円 | 

 





















