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着物を長持ちさせる保管方法まとめ!
たたみ方や収納ケースでの保管方法も紹介

着物をどういう風にしまってよいか分からない、というお悩みはとても多いです。
着物はしまい方によってシミ、カビ、シワを防ぎ、長持ちさせることができます。ここでは、しまう前のお手入れ、桐たんすじゃなきゃだめなのか、化粧箱や、着物の間に挟まれた紙はどうしたらよいのかなど、なるべく自分の手でできる保管方法についてまとめました。

「いいかげんなしまい方をしたら着物が傷むんじゃないか?」
「たくさんいただいたけど、どこにしまおう…」

そんな不安をお持ちの方はぜひご覧ください。

着物を長持ちさせる保管方法

着物は、きちんと保管することができれば長く着ることができます。そのためには、着物を傷める要素に気を付けて収納することが大事です。
それはたったの5つ。「湿気、虫、たんぱく質の残留、ガス、紫外線」です。

その5つの要素を防ぐためのしまい方、保管・収納方法を順を追ってご説明いたします。

収納する前のお手入れ、準備

着物を着た後、一見きれいに見えても汗、ほこり、小さな汚れなどが付いていることが多いものです。
これをそのままにして長期間保管してしまうと、「きちんとしまっていたはずなのに、必要な時に出してみたらポツン、ポツンとしろいカビや虫食い、茶色いシミが…。」という状態になりかねません。着物の汚れは「付いたら即」対処するのが一番。クリーニングを頼む場合もシミになってしまってからより、付いたばかりの汚れのほうがずっと料金が安く済むことが多いのです。

もし保管方法や、しまい方に迷ったら

きもの辻では、着物についての知識を持ち、メンテナンスも行うスタッフがご自宅へ伺い、着物の整理のお手伝いをするサービスもあります。お困りの際はご相談ください。

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しまう前にお手入れ

着物の着用後はまずハンガーなどに掛けて、汚れがないかどうか全体をチェックしましょう。
自分で汚した記憶が無くても一度確認することをおすすめします。他の人の食べこぼしが付くこともあるし、お宮参りや七五三などで小さな子供を抱っこしたときによだれが付くこともあるからです。
汚れがあればクリーニングへ出しましょう。ここで着物の敵、「たんぱく質の残留」を防ぎます。
こちらのページもご参考にしてください。

自分で染み抜きをしようとお考えの方へ

汚れがなければ日陰で半日~一晩干し、汗を飛ばします。必ず日陰で干し、紫外線によって色褪せてしまうのを避けましょう。また、一晩以上吊るしておくと着物の形が崩れてしまうので、長く干しっぱなしにすることも良くありません。
干し終えた時点でシワがきつくついていたら、生地の中に汗が残っている可能性が高いです。そのまま放っておくとシミなどの原因になるので、汗抜きをおすすめします。

汗を残しておいた時の写真はこちらで見られます

しわにならないようにきれいに畳んでたとう紙で包む

着物を収納する前に、「正しくたたむ」ことと「たとう紙で包む」ことが大切です。

正しいたたみ方できれいにたたむと、次回着用の時にシワを伸ばしたりする手間や時間がかかりません。
着物のたたみ方は「本だたみ」というたたみ方が基本です。

  • 着物のたたみ方 わかりやすくイラストで説明します
  • まずはシートなどの上に着物を広げて置きます。
  • 衿が自分から見て左手がわ、裾が右手がわにくるように置きます。自分に近いほうを、図のように折ります。
  • 図のように、もう一度左側を折ります。
  • 図のように、端どうしを重ねます。まずは下半身から整えていくので、この時点では上半身はきれいになってなくても大丈夫です。次は赤いラインの場所を動かします。
  • 先ほどの図で赤いラインのひかれていた縫い目を両手でつまみ、手前にスライドさせます。これで下半身は整いました。
  • 上半身をたたんでいきます。まずは衿をたたみます。一度、図のように衿部分を開きます。図のAとBのラインを合わせるようにたたみます。
  • たたむと、このような形になります。衿全体も重なるようぴったりとそろえましょう。
  • 背中の真ん中の縫い目を中心にして半分にたたみます。
  • 左袖を折り重ねます。
  • 裾のほうから、縦に半分になるように折ります。
  • 右袖をたたみます。図の★の部分をつまみましょう。重なった布をすべてつかみます。
  • そのまま持ち上げると、反対側の袖がパタン、と下りてきてきれいにたたむことができます。
  • たとう紙などの上におろして形を整え、しまっておきましょう。

着物、襦袢、帯のたたみ方はこちらで見られます

また、たとう紙で包むことにもきちんとした理由があります。たとう紙は「着物を買うと付いてくる包み紙」ではありません。着物の間にはさまれている板紙とは違い、和紙のたとう紙は通気性が良く、着物の湿気を吸ってくれる優れたアイテムです。さらに、直に着物を重ねておくよりも滑りがいいので出し入れも楽になります。

保管スペースには詰め込まずに余裕を持たせる

引き出しに着物が入っている

あまりぎゅうぎゅうに詰め込みすぎるのは良くありません。着物や帯が型崩れしたり、せっかくの刺繍がよじれたり、金粉がはがれてしまったりすることになりかねないからです。 また、いざ着ようというときに大きなシワ発見…となり、慌ててアイロンがけをするといった手間が増えることになります。取り出しにくくなってしまうことも詰め込みすぎの弊害です。

引き出しの大きさによって入る枚数は変わってくると思いますが、目安としては「引き出しの上から2~3センチくらい余裕がある状態」だといいですね。

定期的に着物に風を通す

着物を長持ちさせるためには、定期的に風を通し「湿気」を溜め込まないことが大切です。たんすなどは湿気の溜まらない部屋に置くことがおすすめですが、難しい場合は除湿器などで対策しましょう。
また引き出しの中の湿気に対する一番の対策は「頻繁に着ること」です。
なかなか着ない着物の対策としては「虫干し」が効果的でしょう。虫干しに挑戦する際は、晴れの日が3日ほど続いた乾燥した日がおすすめです(「きもの辻」では11月ごろを推奨しています)。着物を出し、2~3時間ほど陰干ししたのちにたたんでしまい直してください。
スタッフがお客様のご自宅に訪問し、着物の仕分けをお手伝いするサービスもございます。

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しかしこういった「虫干し」は、現代では住宅事情的にも時間的にも難しいものです。
そこで、簡単な湿気対策として「扇風機」をおすすめします。たんすなどの引き出しをすべて開けて、そこに10分間程度扇風機の風を当てるだけで、10%前後湿度を下げることができます。
その際に着物を出して中身のシミなどをチェックできたら、さらに湿度を下げることができるでしょう。

着物の保管には桐たんすが最適

昔から言われているように、着物を守るためには桐たんすが最適です。
大きな理由は2つ、「防虫効果」と「除湿効果」にあります。ただ、桐たんすであれば何でもよいわけではないので、詳しく見てみたいという方はこちらのページも併せてご覧下さい。「桐たんすの購入時に必要な注意点」など、詳しく解説しています。

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桐たんすが最適とはいえ高価ですし場所もとるので、着物の収納のためにいくつも桐たんすを揃えるのはなかなかハードルが高い保管方法といえます。マンション住まいの方などの場合はなおさらです。
そんなとき重宝するのが、「プラスチックの収納ケース」です。

プラスチックケースや衣装ケースでも工夫次第で保管ができる

大事な着物をしまうのに、プラスチックでいいの?と意外に思われる方も多いのですが、実は「湿気を呼ばない」という点で着物の収納にとても適しています。
またプラスチックの衣装ケースを使用する際には以下の2つのことに注意していただくと、より着物を長持ちさせる収納になります。

1. できるだけ大きなサイズのケースを用意しましょう

衣装ケースのサイズは、できるだけ大きいものを選ぶほうが良いでしょう。
たとう紙に入れた着物をしまう際に、曲がらずに入れられるサイズであることが望ましいです。たとう紙のサイズは販売店によって多少違ってきますが、大体は同じくらいの大きさになっています。

「きもの辻」で取り扱っている和紙のたとう紙のサイズは以下の通りです。

二つ折りの着物用たとう紙88cm×36cm
三つ折りの着物、子供用着物、帯用たとう紙64cm×35cm

もしたとう紙が入るサイズのケースを設置するのが難しければ、着物を「二つ折り」か、せめて「三つ折り」の状態で入れられれば収納時にシワになりにくく、着るときに慌てることもありません。

着物のサイズによって異なりますが、大体の大きさを載せておきます。

二つ折り60~65cm × 35~40cm
三つ折り80~85cm × 35~40cm

衣装ケース購入時のご参考にしていただけたらと思いますが、実際に着物をたたんで計ってみることをおすすめします。

2. 除湿シートを忘れずに

湿気を呼ばないプラスチックの衣装ケースとは言え、除湿は必要です。自然素材の桐と違ってプラスチック自体は湿気を吸ってくれません。ましてや押し入れやクローゼットには湿気がこもりがち。衣装ケースの引き出しの底に除湿シートを敷き、着物を湿気から守りましょう。

気密性の高いタッパーウェアも便利

「タッパー」というと食品を保存する小さなものを想像しがちですが、衣類も収納できる大型のものもあります。密封力が強く、湿気・ほこり・虫・光を防いでくれ、長期の保存に適しているので安心です。

プロの手を借りるのも一つの解決法

プラスチックケースや衣装ケースでの着物の保管方法をお伝えしましたが、「自分でやるのは不安」、「できればプロに任せたい」と思われたときは、信頼できるサービスに依頼してみるのも一つの方法です。
着物は長期にわたり保管するケースが多いため、「今シミは大丈夫なのだろうか?」「もうすぐ梅雨だけどこのままでいいのかな?」など、定期的にチェックする手間や心配事が浮上してくることもあります。プロに保管を依頼することには、そんな不安から解放されるメリットがあります。
「きもの辻」にも保管サービスがありますので、お困りの際はご利用ください。

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やってしまいがちな保管、収納

  • 着物を買ったときと同じ状態にしてきれいに保管している。
  • 証書もきちんと一緒にしまっておく。
  • 譲られた着物を、そのままたんすに追加している。
  • 虫食い被害にあわないために、防虫剤はたくさん入れている。

これは実は、よくやってしまいがちな「やってはいけない保管方法」です。着物を大切に思い、少しでも長持ちするように「これが一番いい方法だろう」と思ってしたことが、実は着物の生地を傷める保管の仕方だった、という例は少なくありません。

着物を保管する際の注意点

着物を長持ちさせるためには、何度か出てきた「着物を傷める5つの要素、『湿気、虫、たんぱく質の残留、ガス、紫外線』」に気を付ければ良いわけです。
そこで、この各要素ごとに何をすればよいのかを書いていきますので、ぜひご自宅の保管方法と比較してみてください。上に書いたものと重複するものもあります。

湿気を避けるために注意すること

  • 化粧箱、薄紙、厚紙、証書など、たとう紙以外の紙類は一緒に保管しない。
  • 長期間着ない着物が入っている引き出しは、時々開けて換気する。
  • 黒留袖や振袖など、生地の多い着物は上のほうの引き出しにしまう。
  • 夏物など、生地の薄いものは下のほうの引き出しにしまう。
  • 引き出しの底に新聞紙などを敷かない。
  • 除湿剤を入れておく。

を避けるために注意すること

  • ウールの着物、洋服と一緒にしまわない。

タンパク質の残留を避けるために注意すること

  • 着用後は陰干しして汗を飛ばす。
  • 陰干し後もきついシワが付いていたら「汗抜き」をしておく。
  • 汚れを見つけたら早めにクリーニングしてからしまう。
  • 着用後、乾いたタオルなどで裾のホコリを優しく落とす(毛羽立たないように)。

ガスを避けるために注意すること

  • 防虫剤は複数の種類を一緒に入れない。
  • たとう紙のセロファンの窓のそばに防虫剤を置かない。
  • プラスチック、ゴムの使われている小物を着物と一緒にしまわない。

紫外線を避けるために注意すること

  • 着用後は必ず日陰で干す。また、日陰でも長く出しっぱなしにしない。
  • 直射日光の当たる場所を保管場所にしない。
  • 蛍光灯をつけっぱなしにしない。
  • たとう紙に包んでいても、出しっぱなしにしない。短期間出して置く場合は、風呂敷などをかけておく。

こういった注意点を知っておくと、「良かれと思ってしたことが裏目に」ということになりません。文字にすると少し多く感じるかもしれませんので、気になったときに何度か見て確認してみてください。

ウールの着物と絹の着物は一緒にしない

「虫は着物を傷める要素の一つ」として書いてきましたが、実は虫は絹を好まず積極的に食べません。しかし、ウールは大好物なのです。
「同じ着物だから」という理由で絹とウールの着物を同じたんすやクローゼットにしまっていると、ウールに寄ってきた虫が絹の着物、特に酸化したシミが発生している部分を食べてしまいます。

着物をクローゼットに収納される方は現在、とても多いです。そんなとき、ウールのコート類などと一緒にしまうのも危険です。
ウール製品と同じクローゼットに着物を収納する場合は、必ずプラスチック衣装ケースに入れるなどして分けて収納しましょう。その際には除湿剤をいれたり下にすのこを敷いたり、湿気対策も忘れずに行ってください。

防虫剤の入れ方に注意

無臭タイプの防虫剤、香り袋など、別系統の防虫剤を同時に使用すると化学反応によりガスが発生することがあります。このガスは生地を傷めたり、変色を招いたりする原因となります。
また窓付きのたとう紙が便利というお話をいたしましたが、窓に貼られたセロファンのそばに防虫剤を置くと化学反応をおこす危険があります。防虫剤はたとう紙から離して置いてください。
むしろ、正絹の着物であれば虫は好みませんから、防虫剤の必要はありません。虫は絹を積極的に食べないのです。
防虫剤をタンスにたくさん入れるのは、ウールの着物が多かった時代の名残りです。

たとう紙は定期的に交換する

たとう紙は、着物の代わりに湿気を吸ってくれる大切なアイテムです。しかし、「たとう紙に包んでいるからずっと安心」というわけではありません。たとう紙にも湿気を吸う限界があり、寿命を超えたたとう紙を使用しても除湿の効果はみられません。
たとう紙にぽちっと茶色の斑点が出てきたら、除湿の力が限界になったというサインです。放っておくと中の着物がカビたり、シミがでてしまったりする危険がでてきます。
現代は和服を着る機会が少ない人も多く、たんすの中の湿度が高くなるという現象が起こりがち。1年に1度たとう紙の様子をチェックしてあげて、変化を確認したら交換するのが良いでしょう。
環境によってたとう紙の寿命は大きく変わりますが、2年でしみがでてしまう場合もありましたし、逆に20年以上同じたとう紙を使い続けられているケースもあります。

たとう紙は単体でも入手できるものなので、この交換サインを見つけたら新しいものに買い替えましょう。
「きもの辻」でも購入可能ですし、他店でもたくさんの種類が売られています。
きもの辻では店頭でのご購入もしていただけますし、お電話でもお受けすることが可能です。

着物と小物は分けてしまう

ゴムやプラスチックを使った小物は必ず分けてしまいましょう。着物の上においておくと、防虫剤との科学変化で着物が変色したり、金糸が灰色に変色したりすることがあります。小物は小物でまとめたり、布に包むなどしてしまっておきましょう。

よくあるご質問

きもの辻は着物のメンテナンスをお受けしております。その際にお客様からよくいただく「着物の保管」に関するご質問をまとめました。保管の際のご参考になさってください。

Q. 着物の間に挟まっている薄紙類はそのままでいい?

A. 購入時や、クリーニング完了時に着物に薄紙や厚紙が挟まれていることが良くありますが、保管の時には取り除いてください。それらの紙を着物と一緒にしまってしまうと湿気を呼び、生地を傷めたり寸法を狂わせたりする原因になりかねません。
証書類も着物と別の場所で保管しましょう。

Q. 化粧箱に入れたまま保管してもいいの?

A. 購入時に着物が入っていた紙箱も、湿気を呼びシミ・カビの原因になりかねません。保管には適していないものです。
化粧箱は立派で綺麗、しかも硬くて丈夫なものが多いので、そのまま保管に使用して重ねておきたくなりますが、長期では使用しないようにしましょう。
箱から出してプラスチックの衣装ケースなどに移動したほうが湿気も呼ばないし、省スペースにもなります。

Q. 着物の種類を見分けやすく保管したい

A. たとう紙は紙なので、鉛筆でメモをしておくことができます。「緑、黄色の花柄小紋」など、中に何が入っているかわかるようにしておくと便利です。
帯と着物のたとう紙にそれぞれ、「結婚式セット」「成人式セット」など目的を書いておくのもわかりやすく、すぐに用意できるのでお勧めです。
窓のあるたとう紙もありますが、これは中身が見えるので探し物が見つかりやすくなります。その際防虫剤を窓のそばに置かないよう注意しましょう。
こうしておくと、どのたとう紙にどの着物が入っているか覚えていないので、毎回すべてのたとう紙を開けてチェック…という時間から解放されます。

Q. たんすに入れてしまえば日が当たっても大丈夫?

A. たとう紙やたんすに入れていても、日に当たると着物は日焼けしてしまいます。
「脱いだあと、干しっぱなしにするとヤケてしまう」ということはよく知られていますが、たんすの中でもヤケてしまうことはあまり知られていません。
たとう紙に包んだ状態でたんすから出してある着物は、数日でも日光を遮れる風呂敷などをかけておきましょう。
それから、気を付けるのは日光だけではありません。実は外光だけではなく、室内の照明のつけっぱなしも着物のヤケの原因になります。

Q. 引き出しの底には何か敷いたほうが良い?

A. たとう紙に入れておけば、何も敷かなくて大丈夫です。
もし、引き出しの底に敷くタイプの除湿剤をもっていたらそれを敷いてください。
ついつい引き出しに新聞紙を敷きたくなりますが、湿気を呼ぶ上にインクが着物に移る可能性もあるので避けましょう。

Q. たんすに収納するときのポイントが知りたい

A. これは体験談ですが、引き出しの下段のほうに厚めの着物をしまったらカビが発生してしまったことがありました。そこで上段にしまうようにしたところ、同じ期間収納していてもカビがでなかったことがあります。
そこで、きもの辻では「生地の多い着物は上段、薄物は下段がおすすめ」説を採用しています。
具体的に言うと

上段 ・黒留袖など比翼のあるもの(実際、「カビ取り」の依頼は黒留袖がダントツで多いです。)
・振袖など
・思い入れのある着物
・帯芯のある帯(袋帯・九寸名古屋帯など)
中段 ・袷
・帯芯
・裏地のある帯
下段 ・夏物など薄いもの
・襦袢
・裏地の無い帯(八寸帯など)
一番下の段 ・薄物(絽、紗など)
・単衣
・単衣の帯

このような感じでの収納がよいと思います。

きもの辻では、このような「保管・収納」に関する情報をニュースレターでよくお伝えしており、他のバックナンバーもご覧になれます。

ニュースレターバックナンバーはこちら

まとめ

着物を長持ちさせる保管方法について、しまう前の準備から保管中の注意点などをご紹介しました。洋服と違って難しいと感じるところも、意外と簡単そうと思えるところもあったと思います。たんすが無くても、マンションでも、着物を上手に保管することができるのです。

正しい保管方法を知れば、次代に受け継ぐことができるくらい長持ちさせることも可能です。お困り、お悩みがあれば「きもの辻」がサポートすることもできますので、ぜひご相談ください。

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