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ベタつき防止フィルム処理

ベタつきのある着物生地に特殊なフィルムを当て、生地どうしの柄移りやくっつきを防止します。

久しぶりに着物を出してみたら、生地と生地がくっついていて、めくってみると「ペリペリペリ…」と音がするー。
こんな経験はありませんでしょうか?
これは、着物の柄の金箔などを固定させる為の『バインダー』と呼ばれる接着剤の劣化などによって起こります。
糊(のり)がベタベタとして、くっつきやすくなっている状態です。

この状態で着物を長期間しまっておくと、柄と接している着物の生地がくっつき、金箔がはがれたり、他の部分に柄の跡がクッキリ転写されてしまったりする現象が起こります。

▼ 柄の金箔がうつってしまった黒留袖

また、着物に薄紙やティッシュ挟んでいると、紙が着物にくっつき残ってしまいます。

生地に金箔などがうつってしまった場合は、通常のクリーニングでは落とす事ができません。その場合は『しみ抜き』作業でお直しする事ができます。

しかし、しみ抜きした後も柄のベタつきは残ってしまい、再発の危険があります。また、柄全体のベタつきを直すのは現在の技術では大変難しく、「こまめに着物を広げてチェックする」という方法しか無いのが現状です。

生地どうしの柄移りやくっつきを防ぎ、大切な着物を安全に保管します。

『ベタつき防止フィルム処理』は、ベタつきのある柄部分に粘着をはじく特殊な加工をしたフィルム(はくり紙)を挟み、保管するサービスです。
ベタつきの強い着物でも長期間安全に保管することができます。

<ポイント1> 着用後も何度でも再利用できます

着物を着用の際にフィルムをはずしても再利用できます。柄の範囲に合わせてカットいたしますので、着用後は同じように挟んで保管してください。
※紙製品ですので、湿気の高い状態が長く続くとシミの原因となります。1年に1~2日通気をし、紙に変色が出始めましたらお取り替えください。

<ポイント2> 「自分で元のようにフィルムを挟むのが難しい!」という場合は

自分で元のように挟むのが難しい時は、着物の着用後に着物とフィルムを一緒にお渡しいただき、『丸洗い』や『仕上げ』などのクリーニングをお申し込みいただければ、無料でフィルムを入れさせていただきます。

ベタつき防止フィルム処理 料金 
※価格は全て消費税込みです。

黒留袖・振袖8,800円
訪問着・附下など6,600円
帯類4,400円