専門店の着物クリーニング事例3:気付きにくい「袖の付け根のほつれ」

こんにちは、きもの辻スタッフ横山です。
今回は、襦袢の袖の付け根の「ほつれ」の事例について書いていきます。

襦袢のほつれの修繕

気付きにくい「ほつれ」は
小さいうちに対処するのが吉

「ほつれ」に気付いているお客様はほとんどいらっしゃいません。

当店ではお預かりした着物を必ずしっかりチェックしているのですが、
その際に「ほつれ」に気が付くことが多いです。

よく動く袖部分は、縫い目に頻繁に力がかっているため付け根がほつれやすいのです。

ほつれがあることをお客様にご報告したところ、他のクリーニングと一緒に修繕のご依頼をいただきました。

洋服のほつれと同じで、着物も一度ほつれてしまうと着るたび徐々に糸が緩んで、どんどん広がっていってしまうので見つけたらすぐ修繕してしまうのが一番です。

お客様からは「これで次も安心して着られる」とお喜びいただいています。

きもの辻が、お預かり時に着物を必ずチェックする理由

当店では、お預かりした着物は必ずしっかりとチェックしています。
お客様の気づいていないしみは無いか、どのクリーニング方法が適しているか、生地の状態はどうかなどの確認をするためです。
それぞれの状態に合わせて適切なクリーニング方法を選ばなければ、かえって汚れが定着してしまったり生地を傷めてしまったりすることもあるのです。

着物クリーニングの中には耳慣れない単語もあります。
着物の状態をお客様ご自身でチェックして、どんなメンテナンスメニューにするか決めるのはなかなか大変なことです。

着物クリーニング専門店の当店スタッフは色々な状態の着物を検品し、いく通りものパターンのメンテナンス方法を経験してきています。
着物のことでお困りの際は、一度プロのクリーニングにお任せください。

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