シミだらけの大島紬、捨てないでよかった!
こんにちは、日本橋店番頭の松田です。

今回は、おばあ様から受け継いだ、シミだらけの夏大島紬のお話しです。
絣の素敵な夏大島でしたが、全体に茶色のシミが出ていて直すのにも費用が掛かるし、捨ててしまうには、悲しいし、どうする?

前回、シミだらけの結城紬を日傘にリメイクした事案がありましたが、日傘は持っているから、何ができるか。
シンプルに「バッグ」を提案しました。カタログ見本からセレクトされて、「クラッチバッグ」タイプにされました。
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うしろにファスナー
シミの少ない部分をチョイスして、何とか出来上がりました。夏の時期にピッタリの色合いで、涼し気な雰囲気で素敵ですね。
出来上がりの画像をお客様にお見せしたところ、とても喜んでいただきました。
昔から、着物は着古したらば、座布団などに縫い直されて、長ーく生活の場におかれていました。今は、畳での生活場がすくなってしまい、生活品への転身はありませんが、このように、「バッグ」ですと、利用価値がありますよね。
おばあ様のゆかりの品が身近な品物になって、絆が続いていくのは、素敵なことです。
「捨ててしまう」と思う前に、一度、「きもの辻」にご相談ください。
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