越後の素材は、素晴らしい!

こんにちは、日本橋店番頭の松田です。

5月の連休も終わり、そろそろ衣更えの季節が近づいてきました。

単衣の素材のお薦め品です。

きものも袷から単衣(裏地のない仕立て)に替わりますが、素材を選ぶのに苦労しますね。友禅染めなどの染め下用の生地は、あまり柔らかくない素材、「ちりめん」などが好まれます。少し張りがあるほうが適しています。

また、織物では、夏素材に移る前に単衣素材として適しているのが、「塩沢ちりめん」通称「本塩沢」です。

塩沢ちりめんの亀甲絣

1200年前の奈良時代より織り継がれている「越後上布」・・・これは「麻の織物」ですが、この織の技法を取り入れて江戸時代に織り上げられたのが「絹縮」・・・「塩沢ちりめん」です。その継承した技法とは、「緯糸を湯もみしてシボのある風合いにする」、さらりとした手触りと「でこぼこ感」が心地よく初夏の季節には、ちょうどよい素材です。

遠目では、「無地」に見えるくらいに小さな亀甲模様が織り上げられていました。

越後の織物は、麻素材から絹素材まで、上布、紬、ちりめんと、着物好きにはたまらない産地だと思います。今では、織物の里だけでなく「京友禅」、「加賀友禅」、「東京染め」と並んで「染め」の産地にもなっています。

素材としては「食」も大事ですよね。ということで、

魚沼産のお米も美味しいですが、「へぎそば」も美味しいですね。

名物のお蕎麦屋さん

越後の素材は着物の素材だではなく「食」の素材も素敵です。

美味しかったです。失礼しました。

日本橋店でお待ちしています。

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