縮んでしまった振袖襦袢

こんにちは。

世田谷店の秦です。

今回は、自宅で洗って縮んでしまった振袖襦袢の復活です。

かなり縮んでしまっているので、

洗い張りをしてどこまで反物の幅を戻すことができるかとても心配でした。

袖幅20㎝くらい

袖幅33㎝

振袖にあわせた裄サイズで仕立てることができました。

絹について

絹が貴重で高級品の理由は、蚕蛾が繭玉を作り出してから絹になるまでの過程の多さと、『高雅な風合いと光沢』にあると思います。

絹の良いところ

肌触り◎

絹は人の皮膚と同じタンパク質で構成されいますので、肌への刺激が少ないです。サラサラ

保温性◎
絹の繊維は、極めて細かい多孔質構造をしているので、繊維の間に空気をたくさん含みます。 そのため保温性に優れています。

吸水性◎放湿性◎

絹はなんと綿の1.5倍の吸水性があります。放湿性も高い素材です。 そのため、汗をたくさんかく夏でもベタベタせず涼しく着用できます。

取り扱い注意点

摩擦 スレ⚠️

強い摩擦で繊維が割れて毛羽立ちやすい。(白っぽく見える)

変色 ヤケ⚠️

紫外線に弱く、黄色~褐色に変色する。

水⚠️

水洗いすると収縮したり、

色落ちしたりすることがあるため洗濯が難しい。

水に濡れると繊維が膨張し、乾燥しても元の状態にもどらないため、シミの跡が残る。

絹は良いところもデリケートなところもありますが、

魅力がいっぱいですね!

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