除湿剤のシミ

こんにちは。きもの辻の桑原です。

今回は除湿剤に関する話題です。

着物に発生するシミ・カビの主な原因は『湿気』です。長らくしまったままにすると、未使用の着物やクリーニングした着物でもシミやカビが発生します。

そんな時、着物を湿気から守ってくれる『除湿剤』は強い味方になります。

ですが、この除湿剤がタンスの中で破裂してシミになるという事例が時々あります。

除湿剤が破裂して、中の液体が着物に付着しています。

このように、かなり広範囲で、裏地にもシミができていました。使用していたのは、ドラッグストアなどで購入できる除湿剤です。※ゼリー状になるという品物でした。

除湿剤にも『使用期限』があるようで、使用期限を超えて使用していると、限界が来て中の液体が漏れ出すおそれがあるようです。

この除湿剤の液体は、水と違ってベトベトしていますので、水じみよりも厄介なシミです。少しずつ処理が必要となります。

しみ抜き作業で少しずつ抜いていきます。

着物の保管に使用する除湿剤は、液体やゼリー状になる物ではなく、顆粒(かりゅう)の物などがおすすめです。やはり着物専用が安全と思います。

きもの辻の各店舗でも除湿剤を販売しておりますので、ご希望の方はお問い合わせください。(弊社では『きものの友』を取り扱っております)

また、ご自宅で保管の際には、きもの辻の『自宅でプロレベル保管 無酸素パックサービス』がございます。虫干し不要で、置いておくだけで着物を湿気から守れます。

このように密封のパックに入れて着物を湿気から守ります。

『自宅でプロレベル保管 無酸素パックサービス』

https://www.kimono-tuji.com/pack/

近年の気候変動もあり、着物の保管がより難しくなってきております。保管に関するお悩みも、是非ご相談ください。

『お見積もり・ご相談(無料)』フォーム

https://www.kimono-tuji.com/contact/

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