箔加工の柄の修復
こんにちは。
世田谷店の秦です。
今回は、柄を修正した振袖のご紹介です。
見事に大きな壺の柄が6個もある綺麗な振袖です。
この壺がところどころ黒くなったりしています。

このような箔加工してある着物は多いと思います。この黒い部分は、箔がはがれた箇所です。
箔は着物生地に対して、単純に「接着」している加工方法です。
ですので、加工した時から20年も経過すれば、その接着力が次第に弱くなりはがれ始めます。
まさか箔がはがれるなんて!と思っている方がほとんどですが、
これは、接着力の限界なので仕方のないことです。
残念ながら、はがれるのは自然な事ですが、
はがれたらまた箔加工ができます。
見事な壺のビフォーアフターです。



はがれたら、また箔加工ができますよ。
振袖がよみがえりました😊
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