30年後の金彩友禅のお直し
こんにちは日本橋店番頭の松田です。
私事ですが、先日銀座三越の「アートアクアリウム美術館」に金魚を見に行ってきました。幻想的な世界でした。
江戸時代、金魚売りは江戸の夏を表す風物詩。
金魚がアートになる、浴衣や夏物の図案にもありますね。
お仕事のお話は、振袖などによく使われた金彩友禅という技法。
年数が経って環境の変化で残念な状況になってしまうことがあります。
たたんであったところに柄が写ってしまい染み抜きでは直すことが不可能。
金彩友禅は経年劣化で溶けて写りあってしまうことがあります。
上の画像の黄色く影になっている場面は柄写りです、その部分は染み抜きは不可。そこで顔料を使ってお化粧を施してみました。
スッキリと見栄えが良くなりました。色々な作業を考えてお手入れをし、また活躍してもらえるようにお手伝いをしていきます。
日本橋店にご相談ください。
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