派手な帯が変わる!
こんにちは、日本橋店番頭の松田です。
コロナはまだまだ、収束しませんね。外出ができない中、身の回りの整理をされる方が増えているようです。
お店に来店されるお客様のご相談内容が、箪笥の整理をしていて出てきたお祖母様の懐かしの着物を着たい。若い頃に作って派手になったものをもう一度着たい。など、昔の着物を大切に、今に受け継ぎたいという気持ちが伝わってくるご相談が多いです。
今回は染名古屋帯の配色が、派手かな?ということで・・・・

白地の染帯は地色と差し色のメリハリがしっかりしていて、派手な感じになっています。地色にベージュ色をかけて差し色との差を少なくすることで、メリハリを抑えてソフトな仕上がりになり年代が上の方にも合わせていただけるようにしました。
差し色の赤色が目立たない感じにみえませんか?これから仕立てに入ります。
織り帯はあとになってから作業を加えることが難しいことが多いです。それに比べて染帯は染めという加工方法の特徴が活かせるので、加える作業が可能な点があります。染の上に染を施すことや刺繍を加えるなど、いろいろとアレンジすることができます。
着物は何度も再生ができる可能性を秘めていると言っても良いかもしれません。着物を大切に着続けたいと思う気持ちを、「きもの辻」は応援します。
応援といえば、オリンピック始まりましたね。頑張れ日本!

このような、名古屋帯がお店にありました。(笑)気になりましたらご一報ください。
着物のことで「?」となったら、日本橋店までお越しください。番頭松田が白髪頭をフル回転させてご相談をお聞きします。答えが出せるよう!
暑い夏ですが、お体ご自愛ください。
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