身幅直しの工夫です。

こんにちは、日本橋店番頭の松田です。

今回はイレギュラー対応をご紹介します。(ひと工夫したといえるのかな?)

箪笥の中に眠っていた長襦袢を、何とか着られる状態にしようと試みました。

寸法を測ってみると身幅が足りない、昔に織られたもので生地の幅が狭く、いっぱいに出しても1寸(約3.8㎝)ほど足りない。

多分、昭和時代に織られた襦袢で、素材の質感もよく、しっかりとしているので活用したいとのご要望にお応えするべく、無い知恵絞って、足し布をどのようにするかと・・・閃いたのが画像です。

(もしかしたら、和裁の世界では当然なのかもしれませんが・・・)

襦袢に「まち」が入りました。

中央部分が、不要になった襦袢を足し布として脇縫い部分に加えました。形は羽織に見られる「まち」のような状態になっています。

これで不足の1寸の幅出しができました。

仕立て屋さんと「あーだ、こーだ」のやり取りで生まれた作業でしたが、意外に当たり前だったら、お恥ずかしいことで(笑)

このように、お客様からのご相談事を、「四苦八苦」しながらお答えするのが「楽しい」と感じていますので、「とりあえず相談」を日本橋店までお寄せください。

「喜んで!」と言ってお伺いします。(どこかの業界で使っていましたね。)

着物を着ることのお手伝いを、「喜んで!」させていただきます。日本橋店には「とりあえず」的にご相談の来られるお客様が多いですから、躊躇せずにお問い合わせください。

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