本当のお化粧ができました。

こんにちは、日本橋店に番頭の松田です。

「顔が命の〇〇」というフレーズは、お節句人形のCMでよく聞きますね。そのとおり着物も人形(唐子人形)を題材ににした作品はお顔が大切です。加賀友禅の巨匠「由水十九」は童を題材にして素晴らしい作品を作りました。唐子は縁起物として大切にされてきました。

因みに、「初代 由水十九」は人間国宝です。

その唐子の名古屋帯のお顔の修復の依頼がありました、職人は最初描いた(染めた)人への敬意があるためあまり手を入れたがりません。ですが、職人は依頼があり、これからその作品が新たな持ち主に喜ばれる状況になることは嬉しく思うので頑張ります。

ということで、お顔の修復をしました。

お顔が情けない状態です。
修復後です

顔が命のお人形さんが甦りました。ご縁があって譲り受けられたお客様に喜んでいただける仕上がりになりました。

きものに携わる人々の技術の高さは、尊敬したいです。友禅染めが始まって300年を経ても今に続く技術に感動です。

何十年前のきものを譲られたお客様のために、できる限りのお手伝いをしてゆきたいと思います。

きもののご相談いつでもお越しください。

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