白い花が汚くなった、綺麗にします。

こんにちは、日本橋店番頭の松田です。

まずは、写真をご覧ください。

上はビフォア、下がアフター
上はビフォア、下が修正後

大切な着物の柄の中に、特に白い色部分がシミのように汚れが出て、びっくりしたことがありませんか?

2枚の画像、上側は汚れ、シミが出てしまったものです、下側は修正をした画像です。

このようにきれいにお化粧をして甦ります。

何故?白いところが汚れるのか?

着物を染めるときの染料には、白色は有りません。友禅の配色には白色は欠かせないのですが・・・では、白色はどうするか、染めないで白生地のままの色か、「胡粉」という貝殻を細かくして膠などと混ぜた顔料と呼ばれるものを使用する方法しかありません。

イメージは役者さんの「白塗り」のようなものです。

その成分である貝はカルシウムですので、湿気を呼びやすいので、ほかの染料よりシミになったりするのです。

着物にとっての湿気は、色々な意味で大敵です。

コロナ対策と同様に換気をして、きものを保管してください。

画像の着物は、振袖です。全体にあの白い花が描かれていました、その花のほとんどが茶色などのシミでびっくり状態でしたが、きれいに修正できました。

喜んで、いただける仕上がりでした。

困ったら、日本橋店にご相談ください。

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