昭和のきものは作りがすてき!

こんにちは、日本橋店番頭の松田です。

「令和」になって、思う事があります。「昭和」はきものにとってどんな時代だったのでしょうか。

昭和は成人式には振袖を作るのが、当然のような風潮でしたね。呉服屋さんには良い時代でした。

今年の春、「特別展 きもの」がコロナ化の中で、開催され多くの着物に関心のある方が観に行かれていました。

日本の服飾文化の流れがとてもよくわかりました。近代の着物、明治・大正・昭和・平成・令和と移り変わり、着物を新調するという考えは、平成の時代までで終わってしまったかのようです。

昭和初期の着物姿の絵

今は、ちょうど「七五三のお祝い着」のお手入れがピークです。30年前、50年前のお祝い着を、お孫さん、お子さんに着せたい。

でも、シミがあった。長い間箪笥の中で出番を待っていた「お祝い着」たちですが、残念な状態になってました。しかし、頑張って綺麗にします。

その当時の仕事は丁寧で、立派なお祝い着です。お手入れして何代にもわったて活躍してもらいたいです。

「お祝い着」だけでなく、「きもの」は昭和の作品だからこそ、丁寧に作られているものが多く、今も着てもらえる古典柄は時代を超えて、格式のある「着物」の世界を楽しめます。

今、新たにきものを作ることが少なくなった時代、箪笥に眠っている「きもの」はとても作りの良い、素材もしっかりしたものが多いです、生糸は国産、職人は丁寧に仕事をした染めや刺しゅうなど、プライドを持って作りこんでいました。

ということで、箪笥に眠っている着物は、財産です。お手入れをして甦らせてください。当時の着物を今、作ることは難しいものが多いです。貴重品です。

因みに、「箪笥の肥やし」という言葉がありますが、実は、ポジティブな意味があります。「きもの」を人生の色々な経験、知識など自分を高めるために揃えるものとして、きものを着る場面で、人生が豊かになるように、ということです。

ヒットしている「鬼滅の刃」は大正時代が舞台で、まさに「大正ロマン」の着物姿が出てきていますね。楽しいきもの姿ですね。

古き良き時代のきものを楽しみましょう。

お手伝いいたします、日本橋店にお越しください。

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