「使わない羽織、捨てなくて良かった!」

こんにちは、日本橋店番頭の松田です。

皆様の箪笥に、おばあ様、お母様時代の「羽織」が眠っていませんか。今の時代に着るには、丈が短いことや、色柄でどうしたらいいのか悩んでいませんか。

そのようなときは、ご相談ください。きもの辻では、リメイクのお提案をいたします。

総絞りの羽織

昭和時代はおおかたの方はこの総絞りに憧れた様です。合わせる着物は、紬や小紋、附下などでした。しかし、今は着丈も長いものが、はやりとされて、昭和時代の短いものは敬遠されています。そこで、着物大好きな「きもの辻」では、今まさに、着ていただけるように提案しました。

名古屋帯に仕立て直しました。

総絞り名古屋帯

羽織の背の柄を帯のお太鼓(背中の柄)に出るように作りました。

この羽織に思い入れのあったお客様が常に身に着けていただける事を思い、提案しました。とても喜んでいただけたことが、私共も喜びでした。

しかし、中には「着物は着ることがないから」というお客様には日傘をご提案しています。

前回、薄物のコートを日傘にされたお客様がいらっしゃいましたが、じつは羽織も素敵な日傘になります。

それは羽織に絵柄が描かれていたり、織込まれていたりするので、柄が素敵に表現されて、世界に一つの日傘になります。(出来上がりの画像だけですが。)

黒地に臙脂色の織柄

黒地は、昔から日傘の代名詞の色でしたね。既製品ではこれほどの柄は無いでしょう、正絹で世界で一つのオリジナルです。

たくさんの人たちの手を経て出来上がった「着物」はその本来の役目以上に様変わりして、後世に受け継がれる素敵なものだと思います。

皆様の「羽織」を見直してみては、いかがでしょうか。

きもの辻は、常にお手伝いを、そしてご提案をさせていただきます。

今日も、ありがとうございました。 番頭の松田でした。

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