

こんにちは。 藤吉です。
ここでは呉服店、また着物お手入れの専門店の選び方の情報を提供させていただきます。
ここでの内容は次のような方向けです。もうすでに行きつけの店がある方は、お読みいただいてもあまり意味がございませんのであらかじめ申し上げておきます。
●店探しに困っている方
●どの店を利用したらよいかわからない方
●現在行っている店に不満がある方
●着物に詳しい店を探している方
●着物クリーニングの適正価格がわからない方
●過去に着物をお手入れに出して失敗したことのある方
このような方向けの内容です。
着物を汚してしまった。どこへ持っていけばよいのか?
ほとんどの方は、その着物を買った呉服店もしくは一般的なクリーニング屋さんに持っていくようです。そのどちらでも着物をお手入れしてくれますので正解だと思います。
ですが。
ほんとにいいのは着物のクリーニングや直しなどの専門店。
やはり専門店は知識も豊富だし、お気に入りの着物でも安心して預けられる。
ですからそのような店を探せば解決ですね。
……。
そうなんです。ないんですよそんな店、近所には。
だから専門店でなく近所の呉服店、近所のクリーニング店に行くわけです。
それでも専門店を探す方は、こうやってインターネットで調べ、たとえその店が遠かろうとわざわざ送ってその店を利用するわけです。
では、なぜ藤吉はそんなに専門店をすすめるのか?
一番大きな理由は事故の多さ。ほんとに多いんです。
生地が縮んでしまったり、樹脂加工がはがれてしまったり、穴があいたりなどなど。
そうなっていても気づいてない人もかなり多いはずです。
それともうひとつ。 大きな誤解。
呉服店で販売を担当されている方々。着物や帯についてよく勉強されていてとてもくわしい。
しかしです。
しみ抜きや染め、洗い方など専門的に知識を持っている方は1割もいません。
皆様の中でも、呉服店の人だから当然細かいことも知っているはずだと思われていた方はとても多いはず。
けど、そこまで期待するのは酷です。知っているのは表面的なことや言葉だけ。
だから簡単なシミでも「見積もりしましょう」みたいな答えが返ってくるわけです。
でもこれって仕方のないことなんです。
クリーニング屋さんは洋服のクリーニングが大事だし、呉服屋さんはクリーニングよりも着物や小物を販売をして売り上げを増やすことが大事だから。
だから着物手入れに関しては、アフターサービス的におこなっている店が大半。
もしくは着物手入れを集客するための手段にして、お客様が着物を手入れに店に持ってきたらすかさず着物や帯をすすめるわけです。上手なやり方ですよね。
ですから着物をきれいにしたくて、お手入れを目的にお店を探されているならば、着物の手入れ専門の店が良いわけです。専門店でないと、お客様の目的と店側の目的が合わないので長続きしないんですよ。
それではどうやったらそんな店を探せるのか?
当然店に行って店員さんの対応とか見て判断できれば一番いいですけど、なんか店に入ってしまってやっぱりやめようと思っても断りづらいじゃないですか。
だからもっと気軽に実践できる方法としては、電話がおすすめです。
コツは専門用語を使うこと。
ちゃんとしている店なら、専門用語で話をするとある程度詳しいお客さんだと判断し、丁寧に説明をしてくれると思います。
逆に話す内容があいまいだったり、「とりあえず着物持ってきてくれないと答えられない」というような対応であればいくら丁寧な言葉遣いの店でもやめたほうがいいかも。
専門用語はこのホームページのメニューを見て覚えてくださいね。
もうひとつは、質問をして応対の仕方で判断すること。
では、いくつか例を出しますので参考にしてくださいね。
■「丸洗いしてほしいのですが、そちらの店では下洗いはするのですか?」と言う質問をする。
すごい簡単な質問なのですが、呉服業界の人でもわからない人にはほんとにわからないんです。この時点で怪しかったら即電話を切るべきです。
■「二、三ヶ所シミが上前にあるんですけど、いくらかかりますか?」という質問をする。
この質問は重要。このような質問をして
「実際に見ないとわかりませんね…」と答えてきたら即電話を切ってしまいましょう。
大体の料金の目安を知りたくて電話しているのに。不親切、というかそもそもやる気がないのでしょう。
確かに実際見ないとわからないんですけど、ある程度やる気のある店であれば、
「シミでもいろいろあり料金もそれぞれ違います。つけたばかりのシミでしたら2~3千円くらいでしょうか。古いシミならそれ以上かかることがございますので、一度見積もりを出させていただけませんか?シミによっては薬品を使って落としたり、補正作業も必要になる場合もございます。そうすると一万円以上かかることもございますので先に見積もりをおすすめいたします。」
こんな感じの答えが返ってくると思います。
■「30年位前の古いシミで、黄色くなってるんですけどなんとかなりますか?」という質問をする。
これもいい質問。その店の姿勢が伺えます。
「それは古すぎてもう落ちないでしょう。無理だと思います。」という答え。
もう最悪としか表現しようがないです。ずばり面倒くさいから受けたくないんです。
30年も前だと落とせるかわかんないし、その相談に乗るのも面倒なのでしょう。
最悪です。
まともな店なら
「しみ抜きで落とせればよいのですが、かなり古いと抜けない場合もございます。その場合は他の方法もございますのでご検討いただければと思います。例えば、そのシミの箇所に部分的に色をかけて隠したり、またはシミの部分を地色ごと色を抜いてしまい補正するという方法もあります。また、何か柄を描いて隠す方法や金の砂子を散らしてシミが目立たないよう霧みたいな柄をつけるというような方法もございますので、一度着物をお持ちになられてご相談にいらしてください。」
このくらい教えてくれる。このような対応なら実際店でもいろいろ相談に乗ってくれるに違いありません。
このようにまずは電話で対応をみて、それからお店に行くと失敗することはそうそうないと思いますよ。
ぜひお試しください。