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着物 染み抜き

シミの状態、お客様のご事情に合わせてご提案

「お見積りだけ」
「急ぎの染み抜きをしてほしい」

というご相談でも大丈夫です。

染み抜きの料金
※価格は全て消費税込みです。

染み抜きの料金は、
落とすのに必要な作業時間によって決まります。

そのため染み抜きをご依頼いただく場合には、作業前に必ず着物を確認しお見積りをさせていただきます。

新しくついたシミの染み抜き

飲食物、血液、雨など、なるべく早めにお持ち込みいただくと、どのシミでも比較的落ちやすいです。

古いシミ(生地の変色)の染み抜き

「タンスから久しぶりに出したら付いていた」というような、茶色や黄色のシミです。落とすまでに時間がかかることが多いです。

一度染み抜きに失敗したシミの染み抜き

自分で染み抜きをしたけれど失敗した、という時もご相談ください。

以下に、よくあるシミの参考料金を掲載しておきます。

あくまでも目安の料金ですので、これより高い場合も安い場合もございます。

普通の衿汚れ3,850円~
普通の袖口汚れ3,850円~
変色してる衿汚れ16,500円~
変色してる袖口汚れ16,500円~

着物クリーニング専門店のプロの染み抜きはここが違います。

染み抜きは、正しい知識を持たない人が間違った方法で染み抜きをすると、変色したり、傷ができたり、穴があいたりすることがあります。

プロは「シミの成分を分析」

シミの古さや成分は様々。その都度手順や薬剤を変えて最も効果的な方法でしみ抜きをします。

プロは「薬剤を残さずしっかり洗浄」

しみ抜きの薬剤が生地の中に残っていると、その時は気付くことはほぼありません。しかし、後から変色したシミになってしまうこともあるため、しみ抜き後は薬剤をしっかりと除去します。

「襟の汚れはベンジンを付けてこすれば落ちる」?

この方法で染み抜きをすると確かにシミがなくなったように見えますが、実は汚れが薄く広がって見えなくなっているだけなのです(実際には落ちていない状態)。
そのため年月が経過すると再び、生地が変色したようなシミになってしまいます。

当店では、

  • 誰かに譲りたい着物
  • 思い入れのある着物

の「自分での染み抜き」を推奨しておりません。

自分で染み抜きをすることにより、「シミが広がってしまう」「生地を傷めてしまう」などのトラブルが発生し、クリーニング料金が高額になるからです。

  • ▼失敗して広がった汚れ
    失敗して広がった汚れ
  • ▼色が抜けてしまった着物
    色が抜けてしまった着物

お見積り方法

染み抜き事例

30年前のシミ

総絞りの振袖に付いた30年前のシミです。総絞りはデリケートな着物なので時間がかかります。写真撮りの予定が迫っているという事情でしたので、急ぎで染み抜きと丸洗いを行いました。

  • ▼ クリーニング前
    クリーニング前
  • ▼ クリーニング後
    クリーニング後

ワインのシミ

慌てて水で拭いてしまい、広がってしまったそうです。出来るだけ早い処理が好ましいです。染み抜きと丸洗いを行いました。

  • ▼ クリーニング前
    クリーニング前
  • ▼ クリーニング後
    クリーニング後

もっと見る

醤油のシミ

染み抜きと丸洗いを行いました。付けた後、すぐにご依頼いただいたため簡単に落ちました。

  • ▼ クリーニング前
    クリーニング前
  • ▼ クリーニング後
    クリーニング後

血液のシミ

シミを落とさずに丸洗いをしてあったため、大変落ちづらくなっていました。染み抜きを行いきれいになりましたが、やや時間がかかりました。

  • ▼ クリーニング前
    クリーニング前
  • ▼ クリーニング後
    クリーニング後

その他の事例はこちら

着物を傷めずにシミを
確実に落とせる3つの理由

1. 正しい知識

着物を傷めずに染み抜きするには、なにより正しい知識が必要です。

何が正しくて、何が間違っているのかを一般の方が判断することはとても難しいです。特に年月の経過したシミは特に落とすのが困難で、専門店であっても落とせないということもよくあります。

当店では、シミの成分に合わせた染み抜き剤の調合や実験をするなど、染み抜き研究を繰り返しています。

  • ▼ 様々な染み抜き剤
    様々な染み抜き剤
  • ▼ シミの成分に合わせて調合
    シミの成分に合わせて調合

染み抜き事例はこちら

2. 技術

お客様からも「他店でキレイにならなかったシミが落ちた」などのご感想をよくいただいています。

当店では今まで45,000着以上の着物の染み抜きを行いました。

開店当初はシミを落とせずに着物をお返しした事もありましたが、試行錯誤を繰り返し、数十年前の古いシミでも落とせる技術を確立することができました。

お客様からも「他店できれいにならなかったシミが落ちた」などのご感想をよくいただいております。

お客様の声

「半ば諦めていたシミを落とす事ができた事を感謝しています。」
(長野県/めぐもんママ様)

詳細はこちら

「必要でないことを無理にすすめることがなく、とても素早く誠意を持って下さったので、本当に助かりました。」
(埼玉県/匿名希望様)

詳細はこちら

3. 器具

シルクガン 当店では、シルクガンという最新の器具を用いて、一つ一つ手作業で染み抜きをしています。
シルクガン かなりの時間を短縮でき、一回ごとの作業が短時間で出来るため、根気よく作業を繰り返し、時間のたってしまったシミでもたいていは落とすことができます。
お急ぎの方もご相談ください。

きもの辻のこだわり

きもの辻は創業時から『染み抜き、とくに古い変色シミを落とす』ことにこだわっております。

「着物を大切な人に譲りたい」
「譲られた着物を大切にしたい」
「思い出の着物を長く着ていきたい」

着物を長く持ち続けている方は、着物だけではなくそれにまつわる思い出も大切にされている。

その大事な着物をすっきりときれいにしてお手元に返したいから、着物のシミのお悩みはどんなことでもご相談ください。

シミの成分と落とし方の違い

成分に合わない染み抜き剤を使用してもシミは落ちないため、正確にシミの成分を判断することが重要です。

ルーペでシミを見たり触ったりすることで成分を判断します。タンパク質系の汚れは固い、などシミの成分によって触り心地が違うのです。

  • ▼ シミの成分をよく見て判断する
    シミの成分をよく見て判断する
  • ▼ シミを触って確認
    シミを触って確認

シミの成分は、大きく3パターンに分かれます。

  • 油性のものが付いてできたシミ
  • 水性のものが付いてできたシミ
  • 生地自体が変色しているシミ

の3つです。
シミの成分が判断出来たら、成分ごとに順番にシミを落としていきます。

それぞれのシミの落とし方

油性の汚れ

  • マジックペン
  • ボールペン
  • 口紅、ファンデーション

油性の汚れはシミの一番外側に被膜を作るように付きます。

  • ボールペンのシミ
  • 染み抜き剤を塗布
  • 洗い流す
  • 完了

水性の汚れ

  • ジュース
  • 尿

水性の汚れの周りには、必ず油性の被膜ができているので、まずは油性処理をします。油性処理が不十分だと油が固まって、汚れが落ちにくくなります。

油性処理の後、水性の汚れを落とすための染み抜き剤を塗り、シルクガンを使用して水で洗い流します。

  • コーヒーのシミ
  • 染み抜き剤を塗布
  • 洗い流す
  • 完了

生地が変色して
できた汚れ

何年もタンスにしまいっぱなしの着物に見られる黄色や茶色のシミが「生地の変色」です。

生地に汚れが付いたまま長期間放っておくと、繊維が劣化して黄色っぽく変色します。この汚れは落とすのにかなりの時間が必要になります。

まずは生地に付着した汚れを落とすため、油性処理と水性処理をしっかりとほどこします。

次に、数種類の溶剤を調合して作った染み抜き剤を塗り、スチームを当てます。変色が薄くなるまで同じ作業を繰り返します。

その後、シルクガンを使用して染み抜き剤を水で洗い流します。乾燥させて変色箇所がなくなっていることを確認します。

  • 染み抜き剤を塗布
  • 染み抜き剤を中和
  • 洗い流す
  • 完了

染み抜き困難な場合
に行う「色補正」

エアブラシで染料を薄くのせたり、細い筆で1か所ずつ柄を入れて補正する作業です。

職人の技術で美しい柄を足していくことで着物が「元通り」になるのではなく、思い出を重ねていく特別なものへと生まれ変わっていきます。

  • 着物の生地が染み抜きに耐えられない
  • 染み抜きによって生地の色が抜けてしまう

そう判断した時などに用いられる手法です。

染み抜きした着物は丸洗いをお勧めすることがあります

▼ 丸洗い専用の機械

多少でも着用した際の汚れが全体にあると、染み抜きをした箇所だけきれいになってしまうことがあるため、その場合は必ず丸洗いもおすすめしております。